第17回 全国公募書道展「放哉を書く」
鳥取市出身の俳人・尾崎放哉の句を題材とした全国公募書道展「放哉を書く」が、11月14日から17日まで鳥取市内の3会場で開催されました。入選作品など計230点がとりぎん文化会館、ギャラリー集・宝林堂ギャラリーに展示されました。
飾られた作品の豊かな表現力に深く感嘆しました。
「句」が「書」という形を得ることで、その言葉が持つ響きや感情が新たな広がりを見せ、尾崎放哉の世界をこれまでとは異なる視点から味わうことができました。
一つひとつの作品に込められた思いが筆遣いを通して立ち上がり、文字そのものが詩的な空間を作り上げているようでした。こうした作品を通じて、放哉の句が生き生きとした別の表情を見せてくれることに心を動かされました。
主催:放哉の会、新日本海新聞社
尾崎放哉 1885~1926年 鳥取県鳥取市出身の日本俳人。第一高等学校時代から俳句作りに没頭し、自由律俳句で現代人を魅了。 研ぎ澄まされた言葉が、多くの人の共感を得ている。 種田山頭火と並ぶ自由律俳句の雄。 |